- 日本で新たに診断される患者さんの数は年間約20万人です(全国がん登録集計より)。高齢化と食生活の欧米化などにより年々増えており、最近では胃を上回って最も多くの人がかかっています。
- 愛媛県でも毎年2千人前後が新たに診断されています。
- 大腸がんの約7割はS状結腸~直腸と呼ばれる肛門に近い側に発生します。
- 病状がどれくらい進んでいるかによって治療が異なります。初期であれば、内視鏡などで切り取る治療が行われます。病状が進むと手術、あるいは手術と薬物療法の組み合わせなどが行われます。
- 新しい抗がん剤や分子標的薬が登場し、ここ10年で薬物療法の治療成績は向上しています。5年生存率は70%を超え、消化器に発生するがんの中では最も良い成績です。
- 家族性大腸腺腫症やリンチ症候群などの遺伝性腫瘍があります。
不安や疑問は担当医をはじめ、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、相談支援センターなど、身近な医療スタッフに遠慮なく相談してください。