- 日本で新たに診断される患者さんの数は年間約19万人です。高齢化と食生活の欧米化などにより年々増えており、最近では胃を上回って最も多くの人がかかっています。
- 2019年に全国でかかった総数は、部位別では男女ともに2位でした。愛媛県では2,160件で最多でした。(2018年愛媛県全国がん登録罹患集計より)
- 大腸がんの約7割はS状結腸~直腸と呼ばれる肛門に近い側に発生します。
- 病状がどれくらい進んでいるかによって治療が異なります。初期であれば、内視鏡などで切り取る治療が行われます。病状が進むと手術、あるいは手術と薬物療法の組み合わせなどが行われます。
- 新しい抗がん剤や分子標的薬が登場し、ここ10年で薬物療法の治療成績は向上しています。5年生存率は70%を超え、消化器に発生するがんの中では最も良い成績です。
- 家族性大腸腺腫症やリンチ症候群などの遺伝性腫瘍があります。
不安や疑問は担当医をはじめ、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、相談支援センターなど、身近な医療スタッフに遠慮なく相談してください。

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