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大腸の病気を知る診断

Q

大腸にはどんな病気の種類がありますか?

A

ほとんどの場合、内視鏡検査で観察し、病変の一部を採取して病理診断を行います。 診断されたうち、大腸の粘膜から発生する腺癌(せんがん)と呼ばれる種類がほとんどを占めます。このサイトでは主にこれについて説明します。 その他の腫瘍も発生しますが、それらについては治療法などが異なりますので、その際は主治医とよくご相談ください。

Q

症状はどのようなものがありますか?

A

早期ではほとんどが無症状ですが、ある程度の大きさになると、血便、便秘や下痢、腹痛などの症状が現れます。

Q

ステージ(病期)とは何ですか?

A

進み具合は、深達度(大腸の壁)、リンパ節転移の程度、ほかの臓器への転移の有無によって、5段階のステージに分類されます。治療を始めるにあたって、まずはがんの進み具合を正確に知っておく必要があります。

ステージとはがんがどれくらい進行しているか、重い状態かを表す指標です。 大腸の内側の浅いところから発生して大腸の壁のなかでどれくらい深くまで進んでいるか(T)、大腸の周りのリンパ節に転移しているか(N)、別の臓器に転移しているか(M)の組み合わせで決めます。大腸ではステージ(病期)は0-IVまでの5段階に分けられます。ステージの数字が大きくなるほど、がんが進行している状態を表します。

ステージ 説明
0期
  • 非浸潤がん
ステージ0
  • がんが粘膜の中にとどまっている
ステージⅠ
  • がんが大腸の壁の筋肉の層(固有筋層)までにとどまっている。
  • リンパ節転移はない。
ステージⅡ
  • がんが大腸の壁の筋肉の層(固有筋層)の外にまで浸潤している。
  • リンパ節転移はない。
ステージⅢ
  • 深達度に関係なく、リンパ節転移がある。
ステージⅣ
  • ほかの臓器への転移や腹膜播種がある。
(大腸がん取扱い規約第9版より)

Q

大腸がんのステージを調べるにはどのような検査をうけるのですか?

A

1.まず診断を確定します。 『大腸内視鏡(大腸カメラ)検査』

大腸がんの診断には大腸内視鏡が欠かせません。がんの種類だけではなく、治療方針を決めるために、内視鏡で場所、形、大きさ、深さなどを調べます。肛門から直接内視鏡を腸に入れます。腸を空っぽにするために、事前の処置が必要です。決して楽ではありませんが、苦痛を防ぐためにさまざまな工夫がされています。 疑わしい病変が見つかった場合には、病変の一部を採取し(生検)、顕微鏡で見て、診断を確定します。

2.病変の広がりを調べます 『画像検査(CT、PET-CT、MRIなど)』

がんの性質や転移・周囲の臓器への広がりを調べます。詳細に調べるためには、造影剤などを使います。病変が大腸壁のどこまで達しているかや、リンパ節や肝臓や肺などほかの臓器への転移の有無はCTで診断します。PET-CTを行い診断の助けにする事があります。病変が骨盤内にあるときには周囲の膀胱や子宮への広がりをMRIで診断することがあります。

3.手術後には切り取った病変を詳しく調べます 『病理検査』

手術したあとは切り取られた臓器を病理検査して、どれくらいがんが広がっているかを詳細に調べます。病理検査はもっとも確かな検査とされており、これに基づいて手術後の治療が決定されます。

『腫瘍マーカー』

腫瘍マーカーは血液を使って行う検査です。体のどこかにがんが潜んでいるかの目安になります。大腸がんではCEA、CA19-9、CA125などのマーカーがあります。ただし、がんがあってもマーカーが陰性の場合もあります。


これらの検査の結果を総合的に判断して、がんの進行度(ステージ)が決まります。

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