リンパ浮腫

リンパ浮腫とは、手術時のリンパ節切除(リンパ節郭清)や放射線治療により、リンパ管が切断されたり細くなってリンパ液の流れが停滞し、治療を受けた部位の周辺の皮膚の下にリンパ液が貯まって、その部位がむくんだ状態になることです。

リンパ浮腫が起こると、その部位の周径サイズが大きくなり、重だるさを感じることがあります。重症化するとむくんだ部位の関節可動域に制限が出て、日常生活に支障が生じてきます。

リンパ浮腫を予防するためには、リンパ浮腫が起こりうる体の部位の傷や炎症を避けるため、手術後より①スキンケアや②肥満を避けることなどに気をつけることが大切となります。

リンパ浮腫を発症した場合には、上記①②に加えて、③弾性着衣や弾性包帯による圧迫療法、④圧迫をしている状態での運動療法、⑤用手的(手で行う)リンパドレナージを組み合わせた複合的治療が有効ですが、専門的知識をもつ医療スタッフの指示を受けて行いましょう。

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