暮らしを支える仕事のこと(就労支援)

Q

がんと診断されました。仕事を辞めたほうがいいでしょうか?

仕事を続けるうえでは、体調についての不安や仕事内容への影響、職場内の関係性などさまざまな心配事はありますが、診断直後は頭が混乱していることが多いため、性急に重要な決断をすることは避けましょう。治療を受けながら仕事を続けている方はたくさんいますし、また、治療のために一旦仕事を休んだ場合も、職場復帰する方もいます。まずは答えを急がず、焦らず落ち着いて情報を集めましょう。そして自分自身がどうしたいのか、気持ちを整理してみましょう。

経験者の声  52歳の時、毎年受けていた検診で乳がんが見つかりました。
 休職願いを出すことから始まり、手術・抗がん剤と治療を受けてきて職場復帰が近くなった時、思っていた以上に長期にわたる治療になることや脱毛・心身の不調などから辞めることを選びました。理解ある職場だったので、人の手を借りる勇気も必要だったのでは? 辞める選択は早急すぎたのでは? と振り返ることもありました。
 三年が経過する頃から、もう一度仕事を通して社会とのつながりを持って生きたいと思い、一歩踏み出しました。
 私の場合は仕事が、前向きに自分らしく生きる意欲と、ともすれば心が折れそうになる不安からしばし離れさせてくれる大事な時間をくれたように思います。

Q

職場にはどのように言えばよいでしょうか?

まずは主治医に、治療スケジュールや今後の見通しを確認しましょう。自分の業務内容と勤務状況を伝え、いつ頃から、どの程度休職する必要があるか、仕事への影響はどのようなことが考えられるかなどを確認しましょう。それらを踏まえて休職期間や今後のスケジュール、配慮してほしいことなどについて職場に相談しましょう。

Q

がんと仕事のことで相談できるところはありますか?

治療をうけながら仕事を続けられるように、情報提供や相談対応をするさまざまな取り組みが始まっています。以下の相談窓口ではそれぞれの専門的立場から相談をお受けいたします。相談することで、問題が明確になり、気持ちの整理ができることもあります。一人で抱え込まず相談しましょう。まずは『仕事のことで相談したい』とお電話ください。

相談窓口は下記をご覧ください。

がん相談支援センター

がん専門相談員(看護師や医療ソーシャルワーカーなど)による相談対応の他、就労相談の専門家との連携による取り組みを行っている病院もあります。
詳しくは各病院の相談窓口にお問い合せください。

就労支援の取り組み

各病院の取り組み

各病院の就労支援の取り組みはこちらをご覧ください。

就労支援

町なかサロン

キャリアコンサルタントによる就労支援相談

  • 日時
    毎月第3日曜日 平日13:00~15:00
  • 場所
    松山市末広町17-9 町なかサロン
  • 連絡先
    089-997-7638(要予約)
  • 相談料
    無料
  • HP
    http://machinaka-orange.jp/

愛媛産業保健総合支援センター

治療と職業生活の両立支援相談


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