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膵臓の病気を知る治療

Q

膵がんの治療はどのようなことをするのですか?

A

ステージ0-Ⅱ

手術治療は病変の位置によって膵頭部切除と体尾部切除の2つに大きく分けられます。腫瘍の種類や場所によっては腫瘍のみを摘出することや、膵臓を全て切除することもあります。

手術前に腫瘍の縮小を期待して、化学療法を行うことがあります。一般に膵臓の手術は大がかりなので、そのメリット・デメリットについては個人により大きな差があります。主治医等とよく相談してください。

ステージⅢ-Ⅳ

化学療法では一次治療としていくつかの推奨された治療薬の組み合わせがあります。FOLFIRINOX療法、ゲムシタビン塩酸塩+ナブパクリタキセル併用療法、ゲムシタビン塩酸塩単独療法、S-1単独療法などです。状態がある程度良いことが条件になります。それぞれにメリットとデメリットがありますので主治医とよく相談してください。

Q

手術前に化学療法(術前化学療法)をすることを勧められました。一刻も早く手術しなくていいのでしょうか?

A

最近では化学療法を行ってから手術を行った方が治療成績が良いとされているので、術前化学療法が勧められています。

Q

支持療法って何ですか?

A

がんそのものを攻撃するのではなく、その症状を取ることを目的とした治 療を支持療法と言います。
病気に伴う症状を抑え、積極的な抗がん治療につな げるためにも行われます。膵臓では、発見されたときから症状があることが多い ので、がん治療と並行して支持療法を行います。

黄疸

黄疸は肝臓から排泄される胆汁の通り道〔胆道〕を腫瘍が閉塞することによって起こります。これは体の解毒を行う肝臓の機能低下のためです。黄疸があると手術や抗がん剤治療ができません。黄疸を改善させる治療を先行します。

痛み

膵臓はすぐ近くに大きな神経があるため、病変の場所によっては強い痛みがあることがあります。その際は鎮痛剤や医療用麻薬を使用します。

不眠

病気の診断後や治療中・治療後に、眠れなくなることがあります。十分な睡眠は療養中とても大切ですので、主治医に相談しましょう。適切な睡眠薬の使用やカウンセリングが有効なこともあります。痛みのせいで眠れない場合には、痛みの治療が必要です。

消化器症状

胃薬や抗潰瘍薬を使用します。

Q

黄疸の治療はどうしますか?

A

腫瘍が胆汁の流れを止めると黄疸が出るので、内視鏡を使用してステントと呼ばれるチューブを通し十二指腸に胆汁が流れるようにします。または、皮膚からステントを通して外に胆汁を出す方法もあります。

内視鏡を使用する方法は内視鏡的胆道ドレナージステント挿入術(ERBD)といいます。ステントを挿入すると胆汁が十二指腸に流れるようになります。

皮膚を穿刺する方法は経皮経肝胆道ドレナージ術(PTCD)といいます。ステントを入れて、体の外に胆汁が出るようにします。

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