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肺の病院を探す診療体制
中予 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
CT | 骨シンチ | PET-CT | 超音波検査 | 術中迅速病理 | ||
拠点 病院 |
四国がん | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
愛大附属 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
愛媛県中 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
松山日赤 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
推進 病院 |
松山市民 | ○ | ○ | × | ○ | 可 |
済生会松山 | ○ | ○ | × | ○ | 可 | |
東予 | ||||||
CT | 骨シンチ | PET-CT | 超音波検査 | 術中迅速病理 | ||
拠点 病院 |
済生会今治 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
住友別子 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
推進 病院 |
済生会西条 | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
十全総合 | ○ | × | × | ○ | 可 | |
愛媛労災 | ○ | ○ | × | ○ | 可 | |
HITO | ○ | × | × | ○ | 可 | |
四国中央 | ○ | ○ | × | ○ | 可 | |
南予 | ||||||
CT | 骨シンチ | PET-CT | 超音波検査 | 術中迅速病理 | ||
拠点 病院 |
市立宇和島 | ○ | ○ | × | ○ | 可 |
推進 病院 |
市立八幡浜 | ○ | ○ | × | ○ | 可 |
経気管支生検(TBB/TBLB):経気管支肺生検とは、気管支鏡を用いて目標の肺の病変の一部を採取し、病理診断を行うための検査法です。
CTガイド下生検:CTガイド下肺生検とは、CT装置で身体の断面像を見ながら、直接病変部に生検針を刺して病変の一部を採取して病理診断を行うための検査です。気管支鏡で見えにくい病変や、気管支鏡でうまく組織が取れなかった場合に行います。
中予 | ||||
---|---|---|---|---|
TBB (経気管支生検) |
CTガイド下生検 | |||
拠点 病院 |
四国がん | 179 | 102 | |
愛大附属 | 188 | 4~6 | ||
愛媛県中 | 362 | 47 | ||
松山日赤 | 212 | 4~6 | ||
推進 病院 |
松山市民 | 78 | 14 | |
済生会松山 | 0 | 0 | ||
東予 | ||||
TBB (経気管支生検) |
CTガイド下生検 | |||
拠点 病院 |
済生会今治 | 4~6 | 0 | |
住友別子 | 0 | 0 | ||
推進 病院 |
済生会西条 | 1~3 | 0 | |
十全総合 | 0 | 0 | ||
愛媛労災 | 4~6 | 0 | ||
HITO | 4~6 | 0 | ||
四国中央 | 0 | 36 | ||
南予 | ||||
TBB (経気管支生検) |
CTガイド下生検 | |||
拠点 病院 |
市立宇和島 | 23 | 1~3 | |
推進 病院 |
市立八幡浜 | 0 | 0 |
中予 | |||||
---|---|---|---|---|---|
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
四国がん | ○ | × | × | × |
愛大附属 | ○ | × | × | × | |
愛媛県中 | ○ | × | ○ | × | |
松山日赤 | ○ | × | × | × | |
推進 病院 |
松山市民 | ○ | × | × | × |
済生会松山 | × | × | × | × | |
東予 | |||||
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
済生会今治 | ○ | ○ | × | × |
住友別子 | ○ | × | × | × | |
推進 病院 |
済生会西条 | ○ | × | × | × |
十全総合 | × | × | × | × | |
愛媛労災 | ○ | × | × | × | |
HITO | × | × | × | × | |
四国中央 | ○ | × | × | × | |
南予 | |||||
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
市立宇和島 | ○ | × | × | × |
推進 病院 |
市立八幡浜 | × | × | × | × |
各病院の取り組み
呼吸器内科4人、呼吸器外科4人を中心に放射線診断科・治療科と合同カンファレンスで治療方針を決定しています。
肺がん手術では年間200例近くの80%以上を胸腔鏡手術で行っており、患者さんにとって苦痛の少ない手術を心がけています。
薬物療法ではがん遺伝子や免疫組織診断を駆使し最も治療効果の期待できる方法を提供しています。
最新の治療につながる可能性のある治験や臨床試験も数多く手がけており、その数は国内でも屈指の数です。
また、合併症などで手術が困難な方や放射線治療を希望される方には定位放射線治療(ピンポイント照射)も提供でき、患者さんの要望にお応えできるよう努めています。
治療前後の呼吸リハビリや副作用管理で、患者さんが日常生活に早く復帰できるよう院内の多職種で御支援いたします。
当院は、呼吸器内科、腫瘍内科、呼吸器外科、放射線科、病理を中心に、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師等でチームを作り、最良の診断、治療、ケアを行っています。
内科では、気管支鏡検査、化学療法に加えて、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤等、患者様に最適なテーラーメイド治療を行っています。
外科では、肺がん手術の88.7%を3か所の小さな孔による腔鏡下手術で行っており、手術支援ロボットdaVinciを用いた手術も施行しています。
放射線科では、3次元的放射線を当てる体幹部定位放射線治療や、線量に強弱をつける強度変調放射線治療を行っています。
最新治療を組み合わせて低侵襲で効果的な治療を目指しています。
当院では呼吸器内科医10名、呼吸器外科医3名を中心に放射線科医や緩和ケアチームなどが一体となって肺がん診療にあたっています。
最新の機器による画像診断、苦痛を最小限に抑えた気管支鏡検査での診断を経て、内科医・外科医・放射線治療医が協議のうえ、個々の患者さんに最適な治療を決定しています。
苦痛を抑えた胸腔鏡手術、合併症のために手術困難な方への定位放射線照射、薬物療法では免疫チェックポイント阻害剤や分子標的薬など最新の選択肢の中で最善と思われる方法を提供しています。
肺がんは併存疾患の多い高齢者にも多いですが、県内最大級の総合病院である強みを生かして、合併症のある患者さんにも他科のサポート協力のもとに安心して肺がん診療を受けていただいています。
新築した院内には診断に有用なFDG-PET設備も整っており、肺がんのあらゆる段階に対して、検査、診断、治療を行っています。
治療に関しては、手術療法、放射線療法、化学療法、免疫チェックポイント阻害剤、緩和療法における最新の治療を全て当院内で行うことが可能であり、医師だけではなく他職種も含めてチーム医療として診療に当たっています。
肺がん診療は呼吸器外科が担当しています。診療科名は呼吸器「外科」ですが、外科手術を治療の一手段として有している「呼吸器科医」を目指し、実践しています。
そのために、呼吸器外科全員が、呼吸器外科学会、呼吸器学会および呼吸器内視鏡学会の専門医を有し、診断から治療をシームレスに行い、最適な治療を最適なタイミングで施行できるよう努め、高齢や合併症を理由に他施設で治療を躊躇されるような症例にも柔軟に対応しています。
当院では呼吸器外科専門医が肺がん診療を行っています。
手術については心臓血管外科とも協力し、大血管に浸潤する肺がんに対しても対応をしています。
化学療法、放射線治療については近隣の放射線第一病院や愛媛大学、四国がんセンターと連携しています。
とくに放射線第一病院とは緊密に連携をとり今治地区内で解決できる症例は迅速に対応しています。また切除不能癌で気管気管支に狭窄を生じた場合にはステント治療にも対応しています
肺がんの治療法は日ごとに変化していますが、進行した肺がんにおいても外科的切除で有効でない症例に対して遺伝子検索を含めて正確に診断し、ご本人と綿密に相談のうえ治療方針を決定しております。
緩和医療も施行しておりますので、是非ご相談ください
肺がん治療においては、愛媛大学附属病院呼吸器センターとタイアップして最新医療を行っており、外科的手術を実施したり、化学療法も行えます。
また、その人らしい生活を過ごし「いきるを支える」ために、緩和ケア病棟や緩和ケアチーム/がんチームがあり、がんと診断されたときからサポートしていき少しでも患者さまの生活の質が向上するように努めています。
当院では日本呼吸器学会指導医による肺がん診療を実施しています。
診断面では、バーチャルナビゲーションシステムや超音波気管支鏡など最新機器を導入し、超音波ガイド下腫瘍生検(EBUS-GS)や超音波ガイド下肺門・縦隔リンパ節生検(EBUS-TBNA)などによる確実な診断を目指しています。
治療面では、患者様のがん個性に基づく個別化(オーダーメイド)治療を行うとともに、化学療法、放射線療法、分子標的治療薬による集学的治療を実施しています。
手術が必要な患者様については、四国がんセンターなどのがん診療中核病院との連携を行っています。
今後は、よりよい肺がん治療法の確立のために、新規薬剤を用いた臨床試験にも積極的に参画していきたいと考えています。
当肺がん診療、治療における当院での特徴は、現在呼吸器内科常勤医不在のため呼吸器外科にて診断から治療に至るまで、さらに治療後の経過観察や緩和ケアに至るまで対応しているところだと思います。
診断時から患者様本人や家族の方々と密接に関わりながら治療指針を相談し、その後スムーズに肺切除などの手術治療や抗がん剤治療、放射線治療などを進めていけること、またそのような流れの中で、医療サイドと患者様サイドのしっかりとした信頼関係を築くことができる点もメリットだと考えています。
当院では、迅速かつ正確な診断に基づき、高齢化が特に進んだ地域であるからこそ患者様一人一人の病状を考慮しつつ、最適かつ安全な治療方針を決定しています。
特に肺がん手術では、安全性、根治性を確保しつつ大部分の手術で胸腔鏡を併用したり、機能温存のための区域切除など、身体にかかる負担を少なくし、入院期間の短縮やより早い術後回復を促しています。
今後とも「患者さんから学び、患者さんに還元する医療」の理念にのっとり地域医療に貢献したいと思っています。
当院では呼吸器専門医、気管支鏡専門医およびがん治療認定医の資格を持つ嘱託医が肺がん診療を行っています。
主に遠距離などの理由で拠点病院の通院が困難な患者さんや、拠点病院で治療しながら地元との連携も必要な患者さんを診療しています。
CT、MRI、シンチグラフィーおよび気管支内視鏡検査などによる診断と、がん免疫療法や分子標的治療薬を含む化学療法、生活の質を改善するための緩和治療などを行っています。また、治療方針の相談も受け付けています。