胃の手術をうけたあとは、今まで通りの食事ができなくなりますか?
手術後は一度に食べられる量が減少するので、少量ずつ回数を分けて、よく噛んで、ゆっくり食べるのが基本です。食事内容は、慣れてきて後遺症が少なくなってくれば、基本的に食べてはいけない食べ物はありません。
同程度の胃を切除していても、食べられる量は個人差がとても大きいので、主治医・看護師・栄養士などと相談しながら、自分の食事のリズムをつくっていきましょう。
お酒は飲んでもいいですか?
肝臓病や糖尿病など内科系疾患がない場合は、退院後、傷口が治れば少しずつ飲んでもかまわない場合が多いようですが、心配であれば主治医と相談してください。
胃手術後は、お酒が急に小腸に入ると、すぐに吸収されるので、血液のアルコール濃度が急に上がり、以前より酔いやすい状態になります。飲み過ぎは控え、ほどほどを心がけましょう。
また、ビールやコーラなど炭酸飲料は、お腹がはるために食事量が減ってしまうことがあるので、そのような症状が出る場合は控えましょう。
手術後に食べてはいけないものは、なんですか?
手術後の後遺症が落ち着いてくれば、基本的に食べてはいけないものはありません。
①食べ方、②食べる量、③食べる姿勢に気をつけ、よくかんで、ゆっくり、腹八分目で食べるのが基本です。
注意することは、大きな固まりは飲み込まないようにします(腸閉塞予防)。
詰まりやすい食材としては、たけのこ、こんにゃく、ごぼう、茎わかめ、ピーナッツなどです。
よくかんで食べるように気をつけ、一度に大量に取り過ぎないようにしましょう。
その他、よく質問のある食品について、ご参考になさって下さい
- 香辛料やカレーライス、コーヒー
わさびやからしなどの香辛料は常識的な範囲内であれば使用してもかまいません。 カレーライスやコーヒーも制限する必要はありません。 - お刺身
お刺身も新鮮なものであれば問題ありません。しかし、新鮮でなければ健康な人に比べ、下痢を起こしやすい人もいますので、注意が必要です。 - 焼き肉
焼き肉は脂肪の多い料理ですので、体の回復に合わせて、少しずつ食べるようにしましょう。カルビ、バラ、ホルモンなど脂肪の多い部位ばかりに偏らないようにしましょう。 - ケーキ
バターや生クリームたっぷりの洋菓子は脂肪が多くなるので、体の回復に合わせて少しずつ食べるようにしましょう。 初めのうちは和菓子や、洋菓子でもカステラやクッキーなどのほうがおすすめです。
ピロリ菌という菌で胃がんになると聞いたのですが
ピロリ菌は胃に感染する細菌で、胃がんやマルトリンパ腫の原因となることが知られています。既にがんが見つかった人も、次のがんが発生することを押さえるために除菌が行われることもあります。マルトリンパ腫では除菌が第一選択です。
ただし、この菌は子供の頃に感染するものなので、今ピロリ菌に感染していても一緒に生活している人にうつすことを心配する必要はありません。
除菌について詳しく知りたい方は担当医に相談してください。