がんサポートサイトえひめ
乳房の病院を探す診療体制
中予 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マンモ グラフィー 検査 |
超音波検査 |
乳腺MRI | CT | 骨シンチ | PET-CT | 術中迅速 病理 |
||
拠点 病院 |
四国がん | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
愛大附属 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
愛媛県中 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
松山日赤 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
推進 病院 |
松山市民 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 可 |
済生会松山 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 可 | |
東予 | ||||||||
マンモ グラフィー 検査 |
超音波検査 |
乳腺MRI | CT | 骨シンチ | PET-CT | 術中迅速 病理 |
||
拠点 病院 |
済生会今治 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
住友別子 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 | |
推進 病院 |
済生会西条 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可 |
十全総合 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | 可 | |
愛媛労災 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 可 | |
HITO | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | 可 | |
四国中央 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 可 | |
南予 | ||||||||
マンモ グラフィー 検査 |
超音波検査 |
乳腺MRI | CT | 骨シンチ | PET-CT | 術中迅速 病理 |
||
拠点 病院 |
市立宇和島 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 可 |
推進 病院 |
市立八幡浜 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | 可 |
針生検:針を使って病変部の一部を取り出し、顕微鏡で詳しく調べます。手術や薬物療法に先立って病名を確定し、治療方針の決定するため、ほとんどの患者さんに対して行われます。 コア針生検と吸引生検があります。コア針生検は比較的広く行われている生検法で、主に腫瘤がはっきりとあるときに行われます。吸引生検は、エコーやマンモグラフィーで 病変部を確認しながら検査を行います。
中予 | ||||
---|---|---|---|---|
針生検 | エコーガイド下吸引式生検 | マンモガイド下吸引式生検 | ||
拠点 病院 |
四国がん | 416 | ○ | ○ |
愛大附属 | 303 | ○ | ○ | |
愛媛県中 | 89 | ○ | ○ | |
松山日赤 | 189 | ○ | × | |
推進 病院 |
松山市民 | 17 | ○ | ○ |
済生会松山 | 14 | ○ | × | |
東予 | ||||
針生検 | エコーガイド下吸引式生検 | マンモガイド下吸引式生検 | ||
拠点 病院 |
済生会今治 | 55 | ○ | × |
住友別子 | 81 | ○ | ○ | |
推進 病院 |
済生会西条 | 14 | ○ | × |
十全総合 | 11 | ○ | × | |
愛媛労災 | 14 | × | × | |
HITO | 14 | ○ | × | |
四国中央 | 51 | ○ | ○ | |
南予 | ||||
針生検 | エコーガイド下吸引式生検 | マンモガイド下吸引式生検 | ||
拠点 病院 |
市立宇和島 | 139 | ○ | ○ |
推進 病院 |
市立八幡浜 | 18 | × | × |
中予 | |||||
---|---|---|---|---|---|
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
四国がん | ○ | × | × | × |
愛大附属 | ○ | × | × | × | |
愛媛県中 | ○ | × | ○ | × | |
松山日赤 | ○ | × | × | × | |
推進 病院 |
松山市民 | ○ | × | × | × |
済生会松山 | × | × | × | × | |
東予 | |||||
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
済生会今治 | ○ | ○ | × | × |
住友別子 | ○ | × | × | × | |
推進 病院 |
済生会西条 | ○ | × | × | × |
十全総合 | × | × | × | × | |
愛媛労災 | ○ | × | × | × | |
HITO | × | × | × | × | |
四国中央 | ○ | × | × | × | |
南予 | |||||
リニアック | サイバーナイフ | ガンマナイフ | 陽子線・重粒子線 | ||
拠点 病院 |
市立宇和島 | ○ | × | × | × |
推進 病院 |
市立八幡浜 | × | × | × | × |
各病院の取り組み
乳がん診療の豊富な実績と研究のもと、診断から治療まで専門性の高い乳がん医療を提供しています。
乳がんの新規薬剤の治験のほかに、治療方法や支持療法のより良いスタンダードを確立するべく手術、薬剤投与方法、脱毛などに関する臨床試験も積極的に行っています。
遺伝性疾患や若年者の妊孕性の問題、チャイルドケアや就労支援など院内院外を問わない専門組織の連携により、患者さんそれぞれが抱えるニーズや課題に寄り添った対応を心掛けています。
愛媛大学乳腺センターでは乳腺専門医のみならず各領域の専門医が多数所属する大学病院である利点を生かし、放射線科、腫瘍内科、形成外科、病理部のほかあらゆる診療科の専門医との密接な連携のもと、手術療法(乳房再建を含む)、薬物療法、放射線療法などの集学的治療を安全に行っています。
女性の乳腺科医師(専門医)も複数在籍しており、女性医師による診察がご希望の方に対応いたします。また妊娠出産を希望される乳がん患者様に対する妊孕性の温存や、遺伝性乳がん卵巣がん症候群の診療にも力を入れております。
当科の特徴は、患者層が幅広いことでしょうか。高齢者・有合併症症例などに対し、循環器内科に代表される各専門内科そして麻酔科のバックアップのもと、安全に治療を行っていけるよう努めています。
一方、young adultに対しても、妊孕性に対する問題なども含め心理的サポートにも対応しています。また甲状腺外科も専門としており、乳腺診療に際して甲状腺疾患にも注意を払っています。
~乳がん患者さんの命の長さ(予後)を延長するために~
乳がん治療は30年間で劇的に進歩しました。しかし、術後補助療法は、治療を完遂しなければ再発率は減少しません。
また、再発した場合は、治療を継続できなければ予後は改善しません。それには副作用対策、治療費、就労、パートナー、子供、などあらゆる面のサポートが必要です。
乳がんになってもあきらめないで下さい。我々ブレストケアチームが全力でサポートします。
乳がんをはじめとする乳腺疾患に対して、2005年より乳腺専門外来を設立し、放射線科、超音波検査部、病理部との連携のもと週に2日(月曜日・木曜日14:00~16:00)1日10~20名の外来患者さんの診察を行っておりますが、乳腺外来では検診後の精査をはじめ乳房腫瘤や乳房痛等さまざまな不安を抱えて受診された方の気持ちができるだけ早く晴れることを第一に考えて、他科との連携を通じて患者さんのために質の高い診療を心掛けています。
当院は今治医療圏の乳がん診療の中心として、市民公開講座による乳がん検診の啓蒙から、乳がん検診、精密検査・診断、治療までのすべてを行っています。
健診と診断でのデジタルマンモグラフィーや乳腺エコーはすべて専門の女性職員が担当しています。
乳がんの外科治療は縮小傾向にあり、その為に常勤病理医によるセンチネルリンパ節診断や、術後の放射線治療などは専門医が担当します。
術前にはPET-CTによる病期診断と進行乳がんには術前化学療法を行っています。化学療法や緩和ケアの認定看護師も治療に加わり、MSWによる就労支援など患者中心のチーム医療を実践しています。
診断から治療(手術、放射線、ホルモン療法、化学療法)、緩和医療までご本人と綿密に相談し、最も良い治療法を選択したいと考えております。また代替療法に関しても是非ご相談ください。
当院における乳がん診療のモットーは、「この町で暮らす、皆様にとって安心できる医療を提供する」ことです。
この考え方は、当院の「いきるを支える」にも繋がってきますが、その人らしい生活(生き方)を維持したまま質の高い医療を受けられるということでもあります。
当院には検診施設があり、発見から治療までの一貫した診療をご提供することができます。
また放射線治療や核医学検査(PETなど)はできませんが、必要なタイミングで他施設と連携をとることで充分な対応ができるよう、体制を整えています。
乳がんは治る病気になってきましたが、それでも再発をされる方は一定数いらっしゃいます。どの時期(治療中)でも結構ですので、皆様のかけがえのない生活にお役にたてるタイミングで乳腺外科外来を受診いただければと願っています。
乳がん治療においては初期治療と転移・再発治療について、それぞれの目標を理解していただいたうえで対応しています。
初期治療については多少の苦痛を伴ってでも治療強度を維持することが非常に重要であり、一方転移・再発がんについてはがんとの共生を意識したうえで、QOL(生活の質)低下を極力きたさないようなマネージメントが重要とされます。
ただ、どちらにしても理解納得のうえでの治療が根底にあるべきで、そのためにも十分なサポーティブケアは必須であると考えております。
長期間のお付き合いになるケースが多いので、対話を重視して治療戦略をたてて、戦術に移す際には積極果敢に対応したいと思っています。
当院の診療域は南予と高知県の一部で約20万人、乳がん患者は100人程度です。
遠距離の患者も多いので、初診時にはできたら生検まで行い1週間で結果をお返しするように心がけております。
がん告知の際には認定看護師に同席をお願いし、必要であれば臨床心理士やMSWにつなげるようにしております。
出来るだけ時間を取るように心がけてはいますが別の個室があるわけではありません。スタッフは限られてはいますがお声がけいただければその日に対応いたします。
当院では、乳がん検診で要精検となった方や乳房の症状を認める患者さんについて乳腺外来(週1日)および外科で対応しています。検査結果に応じて必要な際は乳腺外科を擁する病院への紹介等を随時行っています。
当院で手術・化学療法などを行う場合は外科で施行しており、手術については主に乳房切除術(乳房非温存)を行っています。他施設乳腺外科と連携しての治療も可能ですので、お気軽にご相談ください。